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2003.8 免疫活性化療法とは?(その1)
2003.9 免疫活性化療法とは?(その2)

2004.1 かぜやインフルエンザが流行する季節が到来! ご注意を!!
2004.3 いよいよ、春です。「花粉症」の季節です!!
2004.6 『腸内環境』を考える
2005.1 かぜ、インフルエンザの季節到来!ご注意を!!
2005.3 いよいよ、春です。「花粉症」の季節です!!
            
   かぜ、インフルエンザの季節到来!ご注意を!

                                   恒川クリニック院長 恒川 洋
 暖冬が続いていましたが、最近は朝晩がめっきり、寒くなってきました。 いよいよ、かぜやインフルエンザが流行する季節が到来しました。

 「かぜは万病の元」といわれるように、かぜぐらいと甘くみていると高齢者や小児、糖尿病や心疾患がある方などでは、かぜをきっかけに肺炎を起こしたり、基の病気が悪化することがあります。

 特に、皆さんご存じのように、毎冬、老人ホ−ムや老健施設でインフルエンザの集団流行が起こり、多数の死者が出て大きな問題となっています。さて、「かぜ」と一口に言いますが、かぜの原因となる微生物は100〜200種類はあるといわれ、正確にはかぜ症候群と呼びます。

 つまり、かぜ症候群とはさまざまな原因により起こる上気道を中心とする非特異的な急性炎症の総称のことです。 原因の80〜90%は、ウイルスで、インフルエンザウイルスをはじめ、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなどがあり、まれに細菌やマイコプラズマ、クラミジアの感染によっても起こります。

 かぜ症候群に感染すると、発熱、頭痛、腰痛、全身倦怠感のほか上気道の症状として、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、咽頭痛などがあり、炎症が進むとせき、たんなど呼吸器症状が、時には下痢や腹痛などの消化器症状も出てきます。

 二次感染がなければ、およそ1週間位の経過で治るのが普通ですが、最近は免疫力が低下した人が増えたせいか、普通の感冒でもこじらせて、なかなかスッキリ治らないケ−スが多いようです。 また、急性ウイルス肝炎などのように、かぜ症状に似た訴えではじまる病気もあり、頭から「かぜだ」と決めつけるのは大変危険なことです。

 治療としては、自分でする一般療法が大切で、安静にして寒冷を避け、栄養の豊富な食事と十分な水分を摂り、部屋の保温、保湿に留意します。もちろん、タバコはやめなければなりません。 なお、ビタミンCはかぜ症候群などのウイルス感染症の予防にも治療にも効果がありますので、みかんやイチゴなどの果物や緑黄色野菜を十分食べるように心掛けましょう。

 また、古くからある民間療法として足湯や腰湯が有効です。かぜの初期で、まだ発熱していない時期には足や腰までを熱い湯で温め、汗を十分かいてぐっすり眠ると翌朝には治ってしまいます。

 薬物療法としては、近年抗ウイルス薬としてインフルエンザが発症してから48時間以内に服用すると劇的な効果を表すタミフルやリレンザなどが開発されましたが、48時間以後やウイルスのタイプが異なる場合は対症療法が中心となります。

 症状に合わせて、抗ヒスタミン剤や鎮咳剤、去痰剤、鎮痛解熱剤、漢方薬、二次感染に対して抗菌剤などが使われます。 また、二次感染を予防するために、うがい薬やトロ−チで口腔内の清潔に保つようにします。 医療機関にかからない時には、番茶か紅茶でうがいしても効果があります。 なお、かぜ症候群を予防するためには外出から帰ったら、手洗いし、口腔の中のうがいだけでなく鼻腔内も温水で洗うことが大切です。

 さて、軽い感冒程度であれば問題はないのですが、前述しましたように近年のインフルエンザの流行は一つの社会問題であり、その予防と治療に関心が集っています。 インフルエンザに罹った場合に重篤な状態になりやすい人たち、特に、免疫力などの治癒力が落ちている高齢者や慢性呼吸器疾患の患者さんたちの症状の重症化を抑え、二次感染としての肺炎を予防することがきわめて重要です。

 また、受験期の子供たちにとってもインフルエンザは脅威の一つでしょう。 このためには、感染予防としてインフルエンザワクチンの接種が有効です。

 ワクチンの接種は、流行するインフルエンザウイルスの型によって効き目が左右されることと、副反応が社会問題化したことによって、日本では評価が否定的となり、一時接種率が激減しました。しかし、特別養護老人ホ−ムでのワクチン接種の有無による効果の比較研究で、接種した方がインフルエンザの発症率も発熱の程度も死亡者数も少ないことが明らかになったことなどから、昨年から高齢者に対して市町村の補助が始まり、積極的な接種が行なわれています。少なくとも高齢者では、ワクチン接種による軽症化は明らかで、感染率も減っています。

 安全になったとはいえ、副反応のことと自己負担である点が多少問題になりますが、罹った場合に重症化しやすい高齢者や基礎疾患がある方などは、効果と危険性を十分に熟慮された上で、早めに接種されることをお勧めします。
 
 以上、かぜ症候群と、その中でも特に注意を要するインフルエンザについて、一般的な対処法と最近の新しい予防と治療法を紹介してみました。

 結局は、かぜ症候群にもインフルエンザにも罹らないこと、罹ってもすぐ治れば問題はありません。
 それには、私たち一人ひとりの免疫力を代表とする治癒力が活性化されているかどうかが鍵になります。
 常日頃から、健康に留意し、養生に努めましょう。















































養生とは
「養生」とは、その字のごとく、「生(いのち)を養う」ことであり、生(いのち)とはライフ(LIFE)、つまり生命であり、私たち一人ひとりの生命、生活、人生すべての養い方、過ごし方、生き方の智慧(ちえ)の総称です。
その意味で、養生法は、健康だと思っている人(健康人)ばかりでなく、健康に不安のある人(半健康人)、検診や人間ドックで高血圧や高脂血症などを指摘された方(病人)まで、すべての人々を対象にしています。
また、21世紀のキーワードとして注目されている「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上」と「養生」はまったく同じ意味なのです。つまり、養生すると、自然治癒力(免疫力)が活性化され、その結果としてQOLが向上し、イキイキ元気になるのです。